<ケニア>大規模な干ばつ 国立公園ではゾウの死が相次ぐ

10月17日21時7分配信 毎日新聞

【ヨハネスブルク支局】東アフリカ諸国が大規模な干ばつに見舞われている。ここ10年で最悪の被害といわれ、ケニア南部にある同国最大の動物保護区「ツアボ国立公園」ではゾウの死が相次ぎ、その数は約80頭に達するという。

同公園の担当官はロイター通信に対し、「多くのゾウが水不足の影響を受けている」と指摘。植物が枯れ、特に若いゾウは鼻が短く、木の上部にある食べ物に届かないため被害が大きいという。このほかシマウマやバファローも死んでいる。

干ばつ被害はエチオピア、ソマリアなどにも広がり、2300万人以上が食料支援が必要な状態に置かれているという。
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狂いはじめた地球の歯車、夏に消える北極の氷…白熊は、子育てが難しくなり体が小ぶりになっているという。ヒグマと交配しハイブリットになっているものとも。かつての地球がそうであった様に、エネルギー効率の悪い巨大な生物は、淘汰されていく事になる。それはいまでこそ直接的で無いにせよ、人間の経済活動によって引き起こされた自然界のアンバランス化による気候変動である。それは知らない間に、加害者である人間さえも脅威にさらしているかも知れない。

ギリシャ神話に出てくるゼウスは、人間の人口が増えすぎたとして、都市国家同士で戦争が起こるようにしたという。
今でこそそのゼウスの企みは人間の知恵によって回避された。
しかし、これは神々の次のプログラム。大宇宙の中で奇跡の星、地球=そしてその小さな水の惑星でしか生きられない人間とその他の生物。

早く手をうたないと大変な事になる。