相次ぐ激安品にジーンズ業界悲鳴 顧客離れ加速 製造は中国 恩恵なく
10月18日7時56分配信 産経新聞


西友が10月1日から発売する低価格ジーンズ=30日、東京都千代田区の東京商工会議所(写真:産経新聞)

「リーバイス」ブランドを展開するリーバイ・ストラウス・ジャパンが今月発表した平成21年11月期決算の第3四半期までの累計は、売上高が前年同期比19・7%減の約132億円と大きく落ち込んだ。
カジュアル衣料販売大手のジーンズメイトも先月、平成22年2月期の連結営業損益見通しを従来予想の2000万円の黒字から3億9000万円の赤字に下方修正した。ジーンズメイトの福井三紀夫社長は「激安品に顧客を食われた」と肩を落とす。
深刻な販売不振を受け、事業縮小の動きも出ている。国内メーカー大手のボブソン(岡山市)は月内にも、「ボブソン」ブランドを企業再生会社に譲渡し、子供服の製造販売に事業を絞る。影響は素材分野にも及び、クラボウはデニム生地の糸を生産する岡山工場を6月末に閉鎖した。
ジーンズの“価格破壊”を最初に仕掛けたのは、カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングだ。3月に、傘下のユニクロ姉妹店「ジーユー」から990円のプライベートブランド(PB、自主企画)商品を発売した。これに、イオンなど総合スーパー各社が追随し、今月14日には、ディスカウント販売大手のドン・キホーテも最安値となる690円のPB商品を売り出した。
……

ジーンズなんて、安い越した事はないが、日本はなんでこう両極端なのだろうか?

若者の中には一本二万もするジーンズを平気で買うものも居る。こんな安いものも出すメーカーも、もっとも話題づくりだけで、guにしたって、SEIYUや、ドンキにしたって、コアなジーンズ愛好家からしてみたら見向きもしないものである。

はっきり言って、話題先行で安かろう、悪かろうの粋を出ていないのである。


しかし、その他の旧来のメーカーも知らずのうちに時代も読まずに馬鹿みたいに値上げしていくのが問題なのだ。

所謂新品なのに、時代をつける事(色落ちや裂目)が金の無い若年層相手ならば、ソレは無理な話、頭打ちになる。


金が自由なもっと上のターゲット相手でも、すべてがその時代のついたジーンズが欲しいと言えばそうではない。

自分などワンウォッシュやライトに色落ちしたジーンズでジッパーがしっかりした、安っぽく無いジーンズで良いのだ。

それがなんだ?なんでこんな値段なのだ?不思議で仕方ない…。


ユニクロにしたって、どこかで馬鹿にしてる。あれは以前からしたらクオリティが上がっては居るものの、デザインから見るとなんの変哲のないつまらないものである。そして中国製である事。いつしか日本がウマく使っていた筈が、数で勝ると馬鹿にならなくなっている。そうしてこの国の人間はどこか救われない精神構造を持っているのかも知れない。


いい加減、国を売っている事に気が付かなければならない。多くのマスコミの言う事、疑うことも必要です。