真央、笑顔でヨナ倒!開幕いきなりSP曲変更へ!

10月21日8時0分配信 スポーツ報知

【モスクワ(ロシア)20日】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦・フランス杯で2位に終わった浅田真央(19)=中京大=が、今季のショートプログラム(SP)を変更する可能性が出てきた。音楽を「仮面舞踏会」からエキシビションで使用している「カプリース(ニコロ・パガニーニ作曲)」に変更するというもの。早ければGP第2戦・ロシア杯(22~25日)後にも新プログラムに移行することになりそうだ。浅田は20日、ロシア杯に向け、非公開で練習を行った。

真央が異例のプログラム変更に着手するプランが浮上した。新たなSP候補はエキシビションの「カプリース」。演技構成はダブルアクセル(2回転半)を含めた3種類のジャンプなどSPを意識した作りになっている。マネジメント関係者は「最初はSP用に作ったものなんです。どちらでも対応できるようになっている」と明かした。

先週のフランス杯で初披露したSP「仮面舞踏会」では、優勝した金妍兒に17・12差をつけられた。昨季のフリーと同じ曲を使っているため、練習時間が少なくて済む利点があるが、海外メディアからは目新しさがないという声があった。「カプリース」もタラソワ・コーチの振り付けだが、明るくアップテンポな曲調に合わせて笑顔で滑る真央が観客にも好評。以前から関係者の中では試合用にと推す声が多かった。

ロシア杯までは調整期間が短いため、フランス杯と同様に「仮面舞踏会」のSPでいくことが濃厚だが、GPファイナル(12月3~6日、東京・代々木第一体育館)では新SPがお目見えする可能性がある。実現すれば05年シニア転向後初めてシーズン中にプログラムを変更することになるが、マネジメント関係者は「タラソワ先生の意見も聞いて、最終的には真央が滑りやすい方にしたい」と話した。

真央はこの日、モスクワ市内のリンクで調整。前日はなじみの日本料理店に行き、キムチやガーリックライスを食べてパワーを充電した。氷点下の寒さに打ち勝つため、ニンニクを食べてスタミナを養っているという。ロシア杯で表彰台に上がればファイナル出場がほぼ当確。3回転半を決めて面目躍如のパーフェクトVへ突き進む。

◆仮面舞踏会 アルメニア人作曲家、アラム・ハチャトリアン(1903年5月24日~78年5月1日)がミハエル・レールモントフの戯曲を元に作った劇音楽作品。44年にワルツ、ノクターン、マズルカ、ロマンス、ギャロップの5曲による管弦楽のための組曲に編成。真央はワルツを使用。ワルツは主人公アルベーニン(賭博師)の妻ニーナが毒入りアイスクリームを食べた最後の仮面舞踏会のときの舞曲で、豪華さとともに哀愁のあるメロディーになっている。

◆主なシーズン中のプログラム変更

▽荒川静香 06年トリノ五輪の直前、フリーで使っていたショパンの「幻想即興曲」をSPに変更。フリーは新プログラムのイタリアオペラ「トゥーランドット」を滑り、金メダルを獲得。

▽安藤美姫 トリノ五輪のフリーを「マイファニー・バレンタイン」から直前にオペラ「蝶々夫人」に変更。昨年12月のGPファイナルではフリーをバレエの「ジゼル」から「サンサーンスの交響曲第3番オルガン付」に変更した。
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キム・ヨナに勝つ為に、キムチを食べてるのは笑える。SP曲を変更もわかる。仮面舞踏会は、夫人が毒盛られて苦しむ様…ていうテーマはおどろおどろしい。審査員にも飽きられた格好である。加えて、フリーのあの衣装は変だけど…。
重厚感も良いがもっとパッションとか若さとか必要とか思うと解り切った風で書いてみた:-P